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熊野古道歩き旅人向け宿泊施設の受入環境整備に参加する施設を募集します

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1 事業趣旨

世界遺産「熊野古道伊勢路」は、三重県の有力な観光資源であるものの、これまでの来訪者は、各峠・コースの限られた
範囲に限定した利用が中心となっており、伊勢から熊野までを連続して歩く方は極めて限られています。

一方、和歌山県側の熊野古道を見てみると、首都圏の旅行客や欧米豪などの海外旅行客を中心に、連続した歩き旅を楽しま
れる方がかなり多くありますが、古道沿いの地域では、歩き旅やインバウンドに対応した宿泊施設の受入環境の整備が進む
とともに、歩き旅が旅行商品として首都圏や海外にも販売されています。

そこで三重県においても、歩き旅に適した宿泊施設の受入環境整備を伊勢路沿いの主なエリアごとに進め、伊勢から熊野ま
で連続した歩き旅に対応できるよう、宿泊施設のネットワークを構築するとともに、歩き旅を求めるターゲットに対しプロ
モーションを行い、広域的な周遊観光、伊勢路における拠点滞在型観光の推進を図っていきたいと考えています。

また、複数日に亘って歩き旅する人が、主に外国人旅行者である傾向にあるため、今後はインバウンドの受入環境整備やプ
ロモーションも目指していきます。

※「歩き旅」とは、かつての巡礼旅を踏襲して、伊勢神宮から熊野三山をめざして、伊勢路を歩き通す旅をイメージ。

 

2 対象地域及び宿泊施設の要件

(1)対象地域

伊勢路沿線地域(伊勢市、玉城町、多気町、大紀町、大台町、紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町の10市町)
において、次の立地条件を満たす宿泊施設。

<立地条件>

・伊勢路沿いから徒歩で概ね10分以内で到達可能であること

・送迎サービスを有する宿泊施設にあっては、車で伊勢路沿いから概ね10分以内で到達可能であること

 

(2)宿泊施設の要件

本事業の対象とする宿泊施設に求めるサービス内容は、次のとおりです。

<必須のサービス内容>

・宿泊料金があまり高価でないこと(1万円程度の宿泊メニューがあるなど)。

・宿泊施設で食事の提供がない場合は、近隣で食事ができる飲食店を案内するなど、代替サービスの提供が可能であること。

なお、自炊設備が整備されている場合は、上記条件を満たすものとする。

・浴室あるいはシャワー設備を有すること。ただし、近隣に銭湯や温浴施設がある場合はこの限りではない。

<今後必要なサービス内容>

・洗濯機・乾燥機の設置(近隣にコンランドリーがある場合を含む)

・無料Wi-Fi設備

・キャッシュレス対応

 

3 本事業における実施内容

(1)宿泊施設による歩き旅人向けの情報提供にかかる支援

伊勢路を歩き旅する人に対し、熊野古道に関係する情報、宿泊施設周辺の観光スポットや飲食店、交通手段、体験メニュー
等に関する情報が提供できるよう、地元観光協会等と連携して必要な支援を行っていきます。

① 熊野古道にかかる情報提供

・熊野古道伊勢路パンフ(三重県作成、英語版含む)

・熊野古道伊勢路ウォーキングマップ(東紀州地域振興公社作成、英語版含む)

・熊野古道伊勢路にかかるウェブサイト情報パネル(東紀州地域振興公社作成)

・その他、熊野古道に関係するもの

② 宿周辺の観光情報

・利用可能な飲食店マップ

・主な観光スポット

・短時間でも利用可能な体験プログラムの情報  など

※地元市町観光協会の協力による情報提供を想定しています

 

(2)宿泊施設における旅人の交流機会の提供

熊野古道伊勢路を歩き旅する人同士の交流機会を、各宿泊施設が独自に提供していただけるよう具体的な提案を行いますの
で、可能な範囲でご対応いただければと思います。

<交流機会例>

・旅日誌の配置

・旅人提供情報パネルの設置  など

 

(3)宿泊施設における外国人観光客に対応した受入環境整備の支援(任意)【予定】

複数日に亘って伊勢路を歩き旅する人が主に外国人観光客である傾向に対応するため、以下の点を踏まえた事業を今後、実
施していきます。

なお、①の取組については令和4年度に一部の宿泊施設で試行的に行い、令和5年度に全ての施設を対象に行う予定です。

① 宿泊施設の現地調査

宿泊施設の館内状況を調査のうえ、英語表記が必要な箇所等の確認を行うとともに、必要な表記内容を提案します。
また、宿施設を利用する際の英語表記による館内ガイドの原案を作成します。

② 宿経営者に対する研修

宿経営者が外国人旅行者を受け入れるにあたり、必要な知識やノウハウが習得できるよう必要に応じて研修等を行います。

なお、英会話の対応ができるスタッフがいない場合は、Voice Tra などの翻訳アプリが使えるように支援します。

<研修会の実施>

令和5年2月 8日(水)13:30~「初級」 県熊野庁舎

2月14日(火)13:30~「初級」 県尾鷲庁舎

※いずれも現地参加のみですが、録画配信できるよう準備を進めています。

※研修についての詳細・申込方法は、下記のリンクからご確認ください。
地域の魅力発信の強化や周遊の促進に向けた研修

 

(4)歩き旅人向け宿泊施設のネットワーク化

本事業を通じて整備された宿泊施設が、それぞれの取組状況などを互いに共有し、サービスの質的向上を図れるよう、全体の
宿泊施設のネットワークを構築します。

<ネットワーク組織>

熊野古道伊勢路にかかる宿泊施設連携協議会(仮称)

(俗称「伊勢路アルベルゲ」)

※「アルベルゲ」とは、スペイン巡礼者用宿泊施設のこと

 

(5)伊勢路の歩き旅人に向けたプロモーション【今後の予定】

本事業を通じて受入環境を整備された外国人観光客にも対応した宿泊施設も含め、伊勢路の歩き旅が連続して行えることを情
報発信できるよう、HPの広報コンテンツの作成や旅行会社等を通じたプロモーションを行っていきます。

また、各宿泊施設が有する媒体を活用した情報発信も合わせて行ってもらえるよう、協力を呼びかけます。

<当面の取組例>

・東紀州地域振興公社Webサイトで特集記事を作成

・当公社SNSによる発信

 

4 本事業に参加する宿泊施設の募集
上記2(1)(2)の要件を満たし、本事業への参加を希望する宿泊施設においては、2月3日(金)までに
「参加申込書」をメールまたはFAXにて東紀州地域振興公社宛にご提出ください。

【参加申込書】
参加申込書 ※Word(Googleでは開けない場合があります)
参加申込書 ※PDF

【提出先】
(一社)東紀州地域振興公社 観光課
<E-mail> kousha@higashikishu.org
<F  A  X> 0597-89-6184

その他の情報

お問い合わせ先

(一社)東紀州地域振興公社
TEL:0597-89-6172 FAX:0597-89-6184
E-mail: kousha@higashikishu.org

住所

〒519-4393 熊野市井戸町371(三重県熊野庁舎2階)