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東紀州でおすすめのインスタ映えスポット~地元民おすすめスポットをご紹介!~

更新日期:

紀北町

尾鹫市

熊野市

御浜町

纪宝町

東紀州(紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町)エリアのおすすめ写真スポット12か所をご紹介します!
自然豊かな東紀州は絶景、写真スポットがたくさん!カメラやスマホを持って、山の緑や水の青など、その時にしか撮れない自然の様々な色をおさめてみてはいかがでしょうか?

▼目次
<車で簡単に行ける写真スポット>
1.獅子巖(獅子岩)
2.銚子川
3.飛雪の滝
4.みさご岩(大烏帽子山)
<少し準備が必要な写真スポット>
1.象の背(便石山)
2.ツエノ峰
3.風伝おろし
4.丸山千枚田
5.瀞峡(どろきょう)
6.布引の滝
7.オハイ
8.ガマの口(楯ヶ崎)

1.獅子巖(獅子岩)

獅子巖は、巨大な獅子が海に向かって吠えているように見える奇岩で、日本一長い砂礫海岸として有名な七里御浜沿いにあります。訪れた日はお天気がとてもよく、綺麗な写真が撮れました!
獅子巖1
高さ25m、周囲約210mの岩の塊で、地盤の隆起と波の侵食によって造形され、日本のスフィンクスとも呼ばれています。

写真が綺麗に撮れる場所は、喫茶店「とんぼ」さんの前の展望台スペース。こちらの展望台スペースは誰でも立ち入りOK!海に向かって吠える獅子巖の写真が撮れます。
獅子岩2
※駐車スペースは喫茶店「とんぼ」さんの駐車場のため、車は国道42号羽市木海岸沿いの退避場に停めて歩くか、列車で行くことをおすすめします。JR熊野市駅から獅子巖までは徒歩約10分です。

そして毎年8月17日は、熊野市を代表する夏の風物詩「熊野大花火大会」の開催日
獅子巖と大花火のコラボレーションはまさに圧巻!この瞬間を撮影すべく、全国から多くのカメラマンが訪れます。
獅子岩3

周辺スポット

花の窟
獅子巖の近くには、日本書紀にも記されている日本最古と言われる「花の窟(はなのいわや)神社」があります。平成16年7月には花の窟を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。
獅子巖4
花の窟神社には古来より社殿が無く、高さ45mの巨岩を御神体としており、参拝者は御神体に直接触れることができる珍しい神社です。この神社には神々の母であるイザナミノミコトとその子カグツチのミコトが祀られており、安産・縁結びなどのご利益があるとされています。

花の窟神社に隣接して道の駅「熊野・花の窟」があります。ここでは地域特産品である古代米「いざなみ米」を使用したうどんやおにぎり、みたらし団子などのメニューを味わうことができます。
駐車場は最近リニューアルされ、以前より広くなったので、停めやすくなりました。
獅子巖5

2.銚子川

銚子川は、紀北町を流れる全長17 kmの川で、驚きの透明度から「奇跡の清流」と呼ばれています。
私がこの地域に移住してきたとき、真っ先に訪れたスポットです。
銚子川1
銚子川に広く分布している花崗(かこう)岩の細粒によって水がろ過されるため綺麗になると言われています。三重県が実施する水質調査のランキングでは、複数回1位を獲得。

今回は、河口に近い「まいこみ淵」と呼ばれる場所の写真を撮りに行きました。
銚子川2
河口近くでも”銚子川ブルー”は健在。その透明度と青さに思わず「何これ…!」と興奮してしまいました。

例年2月下旬から3月上旬には早咲きの河津桜が見頃を向かえ、鮮やかなピンク色の花が銚子川沿いを彩ります。こちらも知る人ぞ知る桜の写真スポットです。
銚子川5

周辺スポット

道の駅 海山
しばらく”銚子川ブルー”に魅了されたあとは、近くにある「道の駅 海山」へ。駐車場も広く、食事のメニューやお土産の種類がたくさんありました。
銚子川3
その中でもオリジナルコーヒーと、銚子川の四季の写真を集めた日めくりカレンダーが気になり購入しました。こちらは写真を撮りに行ったまいこみ淵から少し上流にある、キャンプinn海山オリジナルのコーヒーだそうです。
次は実際にキャンプ場でコーヒーを飲みたい!
銚子川4
こちらは日付のみの表記なので万年の日めくりカレンダーになっています。31枚の四季折々の銚子川の表情が楽しめるようになっており、1日の終わりは明日の写真が楽しみになります。

3.飛雪の滝

飛雪の滝は紀宝町にある高さ30mの滝で、隣接する「飛雪の滝キャンプ場」のシンボルとなっています。
季節によって時間は変わりますが、晴れた日の午前中などには虹のかかった滝が見られます。
飛雪の滝
その昔、この滝を見て心を打たれた和歌山藩主が詠んだ詩が飛雪の滝の名前の由来になっています。

「幾重なす山をめぐりて川豊か ものは皆装いこらす秋の色
滝つせの一すじかかる岩の辺の 風ふけばしぶきさながら雪の舞」

私は滝つぼのそばでマイナスイオンを吸い込むのが好きなのですが、この滝つぼはキャンプ場にあるテントサウナを利用した後のクールダウンに利用されています。滝つぼでのクールダウンはまた一味違うのでしょうか。
飛雪の滝2
紀宝町の浅里地区にある飛雪の滝キャンプ場は、テントサイトはもちろん、コテージもあるのでテントに慣れていない方はコテージを予約してはいかがでしょうか。
飛雪の滝3

周辺スポット

浅里(あさり)の里
飛雪の滝から歩いて5分ほど。里山に広がるのが浅里(あさり)集落。にほんの里100選にも選ばれており、懐かしい日本の原風景を見ることができます。
集落の中を散策するのもいいですが、散歩しながら遠くから里山全体を望むスポットを探すのも楽しいですよ!
飛雪の滝4
飛雪の滝キャンプ場ではレンタサイクルもあるので、サイクリングをしながら、里山の昔ながらの風景をのんびり楽しんでみてはいかがでしょうか。

飛雪の滝へは、特に田辺・本宮方面からお越しの場合、ナビ通りに進むと細い道に案内されてしまい危険ですので、一旦新宮市内に出て新熊野大橋を紀宝町方面に渡り、県道740号を西へ熊野川に沿って走るルートでお越しください。

アクセスに関しては、飛雪の滝キャンプ場のホームページに詳しく記載されています。
https://hisetsu.jp/main/access/(飛雪の滝キャンプ場HP)

4.みさご岩(大烏帽子山)

こちらも紀宝町にあるみさご岩。大烏帽子山(おえぼしやま)の登山道の途中にあります。
この岩からは、七里御浜が広い範囲まで見渡せます。
みさご岩1
みさご岩がある大烏帽子山は、紀宝町内にある標高362mの低山です登山口は5ヶ所あり、今回は上野(うわの)ルートで向かいました。
みさご岩2
駐車場から登山口に向かう際、登山口が少し分かりにくい場所にあります。井田配水池の大きな緑色のタンクを目印に歩いていき、すぐそばの下記写真の道がみさご岩へ続く道です。
みさご岩3
この登山口のすぐ横に、いかにも登山道らしい舗装された道があるのですが、こちらに進んでしまうと「オムラ池」という別のスポットに辿り着いてしまうのでご注意ください。入り口にチェーンがされています。
登山口から15分ほどは傾斜のきつい登り坂が続きます。休憩しながら進みましょう。傾斜のきつい道が終わり、600mほどなだらかな道を進むと道が二手に分かれ、右手に「みさご岩」の案内があります。
そのまま進むと青く広い熊野灘を望む絶景が待っています。
※柵や手すりはありませんので、転落には十分注意してください。

みさご岩には、5つ登山口があるとお伝えしましたが、今回の上野ルートは駐車場も広く、みさご岩までの距離も0.9kmと長くはないので、普段登山にあまり馴染みのない方にもおすすめです!
みさご岩4
駐車場はふれあい農園の駐車場になっていますが、駐車しても問題ありません。この駐車場からの海の景色も綺麗でした!

 

最後に、東紀州を代表する写真スポットを簡単にご紹介します。

1.象の背(便石山)

紀北町にある便石山(びんしやま)の山頂付近の象の背は、まるで象の背中に乗っているような写真が撮れる人気のスポットです。
象の背
象の背がある便石山は標高611mで、登山するにはいくつかのコースがあります。
①馬越峠(まごせとうげ)の登り口から向かうコース【健脚向け】(片道3時間半程度)
②キャンプinn海山近くの登り口から向かうコース【一般向け】(片道2時間程度)

②が最短コースでおすすめ!
ただ片道2時間ほどかかりますので休憩を取りながら自分のペースで行きましょう。それでも象の背からの景色は登ってきた疲れが一気に吹き飛ぶほどの絶景です

コースの詳細や駐車場についてはこちらをご覧ください。
https://kihoku-kanko.com/feature/15373/(紀北町観光協会HP)

登山は自然を相手にするので、不確定な要素、予期せぬ事態が起こる可能性が十分あります。準備をしっかりと、余裕を持った計画をして楽しみましょう。

  1. 登山をする際は時間に余裕をもって行動し、自分の経験や体力に見合った山を選んで出かけましょう。
  2. 事前に登山計画を立て、当日までに最寄りの警察署か登山ポストに登山届を出しましょう。当日は地図やコンパスなども忘れずに。
  3. 熊やスズメバチなど、危険な野生動物と遭遇する可能性があります。クマ鈴など対処できる装備を持参しましょう。
  4. 事前に気象情報を確認した上で行動しましょう。山は気候の変化が激しいです。雨具をはじめ、急な気温の変化にも対応できる服装を用意しましょう。
  5. 水分や携帯食を持参し、熱中症対策と適度な休憩を心がけましょう。
  6. 冬場に登頂する際はアイゼンなどの雪山の登山道具を必ず持参しましょう。麓に雪が無くても山頂付近に雪や氷が残っている可能性があります。

 

2.ツエノ峰

熊野市紀和町にあるツエノ峰では神秘的な雲海が見られます。こちらは条件が揃わないと出現しないレアな絶景!
ツエノ峰
11月〜2月の晴れた早朝に雲海が出現することが多く、前日の夜と当日の朝の寒暖差が大きいと出現率が高くなるそうです。

早朝になりますので、熊野市内に前泊がおすすめ!
宿泊情報はこちらからご覧ください。

ビューポイントまでは未舗装や道幅の狭い林道を通りますので、スピードを落として安全運転で行きましょう。普通乗用車でも行けますが、4WDがオススメです。

3.風伝おろし

御浜町の尾呂志(おろし)地区で見られる風伝おろし。
山の奥で発生した霧が滝のように流れ落ちていく自然現象で、主に春から晩秋にかけて夜間の気温差が大きかった日の翌朝や、前日に雨が降った翌朝、風伝峠周辺に出現すると言われています。
風伝おろし
伊勢神宮と熊野本宮大社を結ぶ「熊野古道伊勢路」本宮道の風伝峠は海辺と山村を結ぶ要路となっていました。風伝峠は、標高257mと登山初心者の方でも挑戦しやすく、登り口からゴールまで1kmほど。
※車は「さぎりの里」に駐車してください。駐車する際は一声かけましょう。

「くまどこHP」で朝霧ポイントのライブカメラがご覧になれます。↓
http://www.kumadoco.net/camera/kinan.html

4.丸山千枚田

熊野市紀和町にある丸山千枚田。斜面に重なる1340枚の棚田が、日本の棚田100選に選ばれています。
丸山千枚田
この棚田の造成時期は不明ですが、1601年には2240枚の棚田であったとの記録があり、平成初期には530枚まで減ってしまったそうですが、地元住民が結成した保存会によって1340枚まで復活しました。
駐車場は、県道40号の「見晴台」に2台、同じく県道40号沿いの「千枚田案内図」近く(木製ガードレール付近)に3~4台、東屋の上に6台、東屋(公衆トイレ付近)に5台ほど駐車できます。

5.瀞峡(どろきょう)

熊野市紀和町にある瀞峡(どろきょう)。北山川の大渓谷で、春には新緑、秋には紅葉と四季折々の景観を壮大な断崖とともに楽しめます。
瀞峡
熊野川支流の北山川にあり、北山川は「日本清流百選」のひとつで、豪雨と急流により削られた渓谷が続き、澄んだ水が流れています。
上流から「奥瀞」「下瀞」に分かれ、特に「下瀞」は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく「瀞八丁」と呼ばれています。

瀞峡をめぐる川舟がありますので、ゆったりジブリの世界のような自然を楽しむことができます!
http://dorokyo.jp/about/ryoukin.html(奈良県「瀞峡川舟観光かわせみ」HP)
https://kawabune.info/%E7%80%9E%E5%B3%A1%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8A-2-2/(和歌山県「川舟センター」HP)

※瀞峡観光ウォータージェット船は2024年2月現在運休中です。

6.布引の滝

熊野市紀和町にある布引の滝。長い年月をかけ、花崗岩の岩盤が削られてできたもので、日本の滝百選に選ばれています。
布引の滝
大巾の布地を垂らしたように音もなく、飛沫もたてずに流れ落ちる様が名前の由来です。特に秋の紅葉の時期は絶景が楽しめます。
※「布引の滝」の200mほど先に駐車スペースがあります。

7.オハイ

尾鷲市・九鬼町にあるオハイ。元々は漁場でしたが、地元有志によって道が整備され、知名度が上昇。
オハイ
そのエメラルドグリーンの海は通称「オハイブルー」と呼ばれています。オハイへは午前中に行くのがベスト!太陽の光が差し込みより綺麗なオハイブルーが見られます。
基本的には徒歩で2時間半ほどかけて向かいますが、クルージングもあります。クルージングの予約は尾鷲市九鬼町の「縁場せいじら」までお問い合わせください。
※天候によっては、直前で出航できなくなる可能性があります。

オハイクルージングの特集記事はこちら↓
漁師町九鬼でオハイクルージングを楽しもう!

【オハイへ行かれる方へのお願い】

  • 写真スポットの海岸までは山道を歩きます。途中、足場の不安定な箇所もあるため、登山靴や歩きやすいスニーカーなど十分な装備が必要です。
  • 岩場からのり出したり、危険な場所での写真撮影、クライミングや海への飛び込みなどの行為は慎みましょう。
  • 近年「転倒」「滑落」「迷子」などで救急隊が出動する事例が多数発生しています。往復5時間ほどかかりますので、午前中に入山し、日没よりも早い時間帯に下山できる登山計画にしましょう。
  • 道中は危険な箇所もあるため、山歩きのスペシャリストであるガイドとともに行くことをお勧めします。
  • 自然の中に身を置くということを十分理解し、決して無理な行動はとらないようにしましょう。

 

8.ガマの口(楯ヶ崎)

熊野市の松崎港から出航する楯ヶ崎遊覧船コースの中の1つであるガマの口。
熊野の「青の洞窟」と呼ばれる洞窟です。
ガマの口
ガマの口の中では、太陽光線が海底に反射して海面が鮮やかに光るため、その日の天候次第で色味が変わるそうです。

【楯ヶ崎観光遊覧】
・コース:松崎港~鬼ヶ城~ガマの口~楯ヶ崎~海金剛~松崎港
・所要時間:約1時間10分

料金や駐車スペースについてはこちらをご覧ください。
http://kumano-kankou.com/?page_id=465 (熊野市観光公社HP)

<記事制作>
紀宝町地域おこし協力隊 守部結子さん

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