本網站使用cookie來改善用戶體驗。如果您繼續瀏覽,則表示您同意在此站點上使用cookie。 接受

熊野古道馬越峠の魅力は石畳!~アクセスや駐車場も紹介!~

更新日期:

紀北町

尾鷲市

【目次】
登り口までのアクセス(基本ルート)
  公共交通機関の方
  自動車の方(駐車場とアクセス)
語り部の話を聞きながらウォーク
  夜泣き地蔵
  字が彫られた石畳とハート形の石畳
  峠からの眺望・美しい木漏れ日
  馬越公園・馬越不動滝
ゴール!駐車場または駅に戻ります
熊野古道語り部友の会について

語り部と一緒に歩かないともったいない熊野古道

熊野古道伊勢路を語り部さんが案内してくれる熊野古道語り部友の会
個人で歩いてはわからない、地域の歴史や文化、草花など見どころをガイドしてもらえます
熊野古道伊勢路の魅力を一層実感できるので、熊野古道は語り部さんと一緒に歩かないのは「もったいない」です
この特集では、語り部さんが実際に案内するポイントの一部を紹介させてもらいます。

※熊野古道を歩く時の服装などの注意事項は
https://kumanokodo-iseji.jp/tips/を事前にご確認ください

馬越峠

熊野古道(中辺路、伊勢路、小辺路、紀伊路、大辺路)のなかでも海の絶景がおすすめの伊勢路

「熊野三山」(本宮大社、速玉大社、那智大社)を参るための道が「熊野古道」
伊勢から、京都からと幾筋かのルート(中辺路、伊勢路、小辺路、紀伊路、大辺路)があります。
代表的なものが紀伊半島を西回りする「紀伊路」と、東回りの「伊勢路」です。

馬越公園展望台

熊野古道語り部友の会が案内するのは伊勢路!
伊勢神宮を訪れた旅人や西国三十三カ所めぐりの巡礼者たちがいくつもの険しい峠を越えて、あこがれの地・熊野を目指した道です!
他のルートと比べると海沿いのルートが多いので海の絶景が楽しめることで人気です。

登り口までのアクセス(基本ルート)

まずは登り口まで行きます。熊野古道伊勢路は伊勢から熊野を目指したルートなので、紀北町(伊勢側)から尾鷲市(熊野側)に向かうのが基本ルートです。
そこで、紀北町側の登り口を目指します。

馬越峠道

登り口

公共交通機関の方

三重交通バスの鷲毛バス停が馬越峠登り口のすぐそばです!
JR尾鷲駅から島勝行きまたは紀伊長島行きで約15分
JR相賀駅から瀬木山行きで約5分
で鷲毛バス停に到着です。

自動車の方(駐車場と登り口までのアクセス)

自動車の方は、峠を歩いたあとに車を取りに駐車場に戻る必要があります

尾鷲市側に車を停めた場合は、紀北町側の登り口までバスで移動し馬越峠を目指します。
紀北町側に車を停めた場合は、峠を歩き尾鷲市側に下りた後に駐車場までバスで移動します

歩くのに要する時間は前後するので、尾鷲市側に駐車し、歩く前に紀北町側の登り口までバス移動した方がバスの時間が読みやすいかもしれません

【尾鷲市側に駐車する場合】
尾鷲市側は尾鷲駅前にまちの駅ネットワーク尾鷲専用駐車場があり、観光客の方はこちらをご利用いただけます。
ご利用の際は、尾鷲観光物産協会(0597-23-8261)へ事前にご連絡をお願いします。
尾鷲駅からは馬越峠登り口までは三重交通バスで約15分(尾鷲駅から紀伊長島行きまたは島勝行きで鷲毛バス停まで)

峠を歩いたあとは、そのまま徒歩で尾鷲駅まで向かいます。

【紀北町側に駐車する場合】
紀北町側は登り口付近と「道の駅海山」の駐車場に車を停めて、
歩いて登り口に向かいます。
道の駅海山では、三重県紀北町産の高級で珍しいフルーツホオズキを使用したフィサリスミルクがおすすめ。他にもフルーツやトマトをつかったドリンクが楽しめます!

道の駅海山

※紀北町側に車を停めた方は、馬越峠を歩いたあとに車を取りに道の駅海山に戻る必要があります。三重交通バスで鷲毛バス停(馬越峠登り口)まで移動し、そこからは出発前に来た道を戻り道の駅海山に向かいます。

参考までに馬越峠を降りたところにある尾鷲神社からバス停までの距離は以下のとおりです。
紀伊長島行きまたは島勝行き、松阪駅前行き、松阪中央病院行きに乗ってください。
県尾鷲庁舎前 約800メートル
尾鷲駅口   約700メートル
尾鷲市病院前 約1300メートル

バスの出発まで時間がある場合は、尾鷲駅口または尾鷲市病院前
尾鷲駅口の場合は「福助堂」
尾鷲市病院前の場合は「おわせお魚市場おとと」
などでお買い物をしてバスを待ってみるのもいいかもしれません。

「福助堂」は尾鷲市のお土産の定番の銘菓「尾鷲節」が有名です。
https://tabelog.com/mie/A2405/A240501/24009284/

「おわせお魚市場おとと」はお土産だけでなく尾鷲市の新鮮なお魚料理を食べることもできます。
http://www.e-ototo.jp/

【参考】
三重交通バス路線(数字は系統番号)
<尾鷲駅口・尾鷲病院前・県尾鷲庁舎前→鷲毛>
51紀伊長島行き
54島勝行き
56松阪中央病院行き
56松阪駅行き
<相賀駅→鷲毛>
54瀬木山行き

それでは出発!絶景や歴史、文化、草木などのお話を聞きながらウォーク

登り口についたら早速出発です!

歩き始めてすぐに石畳と尾鷲ヒノキの美林

世界遺産に登録されている道を示す石碑や皇太子殿下(現在の天皇陛下)の行啓記念碑の説明を聞きながら峠に入っていきます。

世界遺産

皇太子殿下行啓

歩き始めてすぐに石畳とヒノキのコントラストが美しい景観が目に飛び込んできます。
馬越峠の石畳は主に江戸時代(暴れん坊将軍でおなじみの徳川吉宗が紀州藩主時代)に整備されたものだそうです。

馬越峠石畳

種まき権兵衛の民話

歩きながら、語り部さんが地元に伝わる民話なども聞かせてくれます。
この日は「権兵衛が種まきゃ、カラスがほぜくる・・・」で有名な種まき権兵衛さんのお話を聞かせてもらいました。

世界遺産登録区間の道標

世界遺産の登録区間は100mごとに道標が設置されています。
馬越峠は2.2kmなので22本
ここは200m地点なので02/22と表記されています。
途中でけがをしたり体調が悪くなったりして救急車を呼ぶ場合は、道標の何番付近ですと伝えると分かりやすいそうです。

100m道標

夜泣き地蔵

10分ほど歩くと「夜泣き地蔵」があります。
現在は自然石が祀られていますが、明治まではお地蔵さんが祀られていたそうです。地区の人々が子の夜泣き封じを祈ったことから「夜泣き地蔵」と呼ばれるようになりました。
今は哺乳瓶が供えられています。

夜泣き地蔵

文字が彫られた石畳とハート形の石畳

文字が彫り込まれた石畳もありました。
文字は読めないのですが、現在の静岡県の地名が彫られているようです。
江戸時代に彫られたものだと思いますが、いつだれが彫ったのかはわからないそうです。

①現在でいう石材屋さんが彫った説
②旅人が彫った説
③石畳を整備した職人が彫った説
などが考えられるとのことですが
③の石畳を整備した職人が彫ったという説が最も有力ではないかとのことです。
馬越峠の整備に現在の静岡県からも職人さんが熊野の地にきていたのかもしれませんね

石畳の文字

石畳にはハート型のものもあります。
なんとなく見つけると幸せになれるような気がします。

ハートの石畳

峠で尾鷲市の眺望を楽しむ

峠では尾鷲市の眺望が楽しめます。
ベンチも整備されているので休憩するにもピッタリの場所です。

頂上

体力に自信がある人には天狗倉山への登山ルートもおすすめです。
天狗倉山山頂まではここから30分くらい
圧倒されるくらいの大きな岩に登ると尾鷲湾の絶景が楽しめます。
でも今回は、このまま馬越峠を尾鷲市側に進みます。

下り始めて後ろを振り返るとヒノキ林からの美しい木漏れ日

下り始めてしばらく行くと語り部さんが「ここで後ろを振り返ってください」
振り返ってみると、ヒノキ美林からの石畳に木漏れ日が降り注ぐ美しい景色!
前だけを見て進んでいると気づかない景色も語り部さんが気づかせてくれます。

振り返ると

馬越公園

馬越公園に到着すれば世界遺産の登録エリアのゴール!
世界遺産登録エリアはここまでですが語り部さんとのウォーキングはもう少し続きます。

 

馬越公園

馬越不動滝

馬越公園のすぐ近くにある馬越不動滝に立ち寄りマイナスイオンを全身に浴びてから尾鷲神社に向かいます。

馬越不動滝は美しい滝が流れる岩肌をくりぬいた場所に、不動明王と役の行者が祀られています。江戸時代は干ばつのときに雨乞いなどを行なった場所だそうです。

馬越不動滝

ヤーヤー祭りで有名な尾鷲神社

尾鷲神社に到着です。
ここでは2月1日から5日まで奇祭として有名なヤーヤー祭りが開催されます。
この日はヤーヤー祭りについても語り部さんがお話してくれました。
そして、尾鷲神社といえば樹齢千年以上の大きな楠!
江戸時代にはすでに周囲6メートルはあったとの記録もあるそうです。

尾鷲神社

ゴール!駐車場または駅に戻ります

ここからは車の方は駐車場へ、公共交通機関の方は尾鷲駅に向かいます。
紀北町側の道の駅海山などに車を停めている方は、三重交通バスで鷲毛バス停まで戻ります。

熊野古道語り部友の会について

語り部さんには、パンフレットには載っていないような話を聞かせてもらい、楽しめるだけでなく、勉強にもなるウォーキングでした。
歴史、文化、草木など、ここでは紹介できなかった話をたくさん聞かせてもらえました。
ぜひ皆さんも熊野古道を歩かれるときは語り部さんと一緒に歩いてみてはいかがでしょうか?

語り部友の会の語り部さんが案内するのは馬越峠だけではありません
東紀州エリアの各峠を案内してくれます。
料金は語り部1人につき1峠5,000円(八鬼山越えのみ10,000円)
1人の語り部さんで15人まで案内してもらえます。
詳しくは↓のページをご確認いただき、ぜひ熊野古道ウォークを楽しんでください。
https://kumanokodo-iseji.jp/kataribe/

馬越峠の詳細情報はこちら

熊野古道松本峠の特集記事松本峠 熊野古道伊勢路の中でも七里御浜を眺める絶景が人気!!もご覧ください。