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熊野古道と合わせて行きたい、東紀州の生き物とのふれあい体験スポット特集

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海・山・川の大自然が広がる東紀州地域には、様々な生き物が生息しています。本記事では生き物に出会うと自然と笑顔になってしまう、そんな方にオススメな体験スポットをまとめてみました。世界遺産 熊野古道と合わせて、ぜひ生き物とのふれあい体験を楽しんでみてください。

東紀州の生き物とのふれあい体験スポット


今回、ご紹介する生き物とのふれあい体験スポットは
1.海上釣堀で網を揚げ、美味しく食べる体験【紀北町 孫太郎オートキャンプ】
2.奇跡の川 銚子川の生き物の暮らしをのぞく体験【紀北町 キャンプinn海山】
3.本物の漁師さんと海に出る!定置網漁体験【熊野市 磯崎漁港】
4.熊野灘を望む牧場で羊たちにおやつをあげる体験【御浜町 ひつじみかん牧場】
5.フェンス越しに見学自由!お馬さんの表情に癒される体験【御浜町 くまのグリーンファーム ホースセラピー牧場】
6.優雅に泳ぐウミガメに餌をあげる体験【紀宝町 ウミガメ水族館】
の6つ。どれもオススメな生き物とのふれあい体験スポットです。それぞれ順番に見ていきましょう。

1.海上釣堀で網を揚げ、美味しく食べる体験【紀北町 孫太郎オートキャンプ】


紀北町東長島の孫太郎オートキャンプでは、毎年4月〜10月の期間限定で「まるごと海体験」サービスが提供されています。



まるごと海体験とは、食育を目的として孫太郎オートキャンプさんと海上釣堀「正徳丸」さんがコラボして実現した企画です。網揚げ体験で採れた魚を自分達で調理!釜飯や漁師汁にしてみんなで美味しく食べるまで、手ぶらで海をまるごと体験できます。

鯛釣りやアジの地引網、タモで魚を穫るなど、体験が目白押しで、たくさんの海の生き物たちに出会えますよ。



小さなお子様(小学生未満は保護者同伴)から大人まで、5年間で約1,200名が体験していて、特にお父さんが夢中になってしまうそうです。
日帰りでも体験できる点も要チェックです。

●孫太郎オートキャンプ

開催場所 網揚げ+鯛釣り
(海上釣堀「正徳丸」 三重県北牟婁郡紀北町東長島3043-27)
調理体験+釜飯&漁師汁体験
(孫太郎オートキャンプ 三重県北牟婁郡紀北町東長島浅間海岸)
参加料金 大人5,000円、小学生以下4,400円
開催期間 【例年】4月1日~10月末まで
所要時間 10時~13時の約3時間
参加要項 最小3名〜最大10名まで
必要なもの 帽子・飲み物、滑りにくい靴
ご予約・
お問い合わせ先
孫太郎オートキャンプWEBのお問い合わせフォーム
又は電話にてお問い合わせください。
車でのアクセス 紀勢自動車道・紀伊長島ICから約10分
備考 ※完全予約制、3日前までに申込等の注意事項があります。
予約の際は予め孫太郎オートキャンプWEBにてご確認ください。

 

道の駅には、伊勢志摩マリンランドにいたマンボウがいます


孫太郎オートキャンプから車で約7分の距離にある「道の駅 紀伊長島マンボウ」には、巨大なマンボウのオブジェがあります。

実はこちらのマンボウのオブジェは、三重県志摩市にあった志摩マリンランドのシンボルだったもの。2021年3月31日に営業を休止した志摩マリンランドから無償譲渡されました。このマンボウを昔からご存知の方は懐かしさを感じることと思います。高さ3.3メートル、幅3.3メートルありますので、とても迫力があります。せっかくですので、拝んでおきましょう。マンボウは紀北町の「町の魚」でもあります。


また、マンボウのオブジェの後方には片上池が広がっています。池を覗くと黒鯛などのお魚や時期によっては珍しい渡り鳥に出会えますよ。

●道の駅 紀伊長島マンボウ

住所 三重県北牟婁郡紀北町東長島2410-73
電話番号 0597-47-5444
営業時間 【ショップ】平日 8:15~18:00/土日祝 8:00~18:00
【食事処】平日、土日祝 9:00~15:00
【マンボウ屋台】9:00~16:00 土・日・祝のみ営業
休業日 年中無休
駐車場 あり
公共交通でのアクセス JR紀伊長島駅から徒歩で約20分
車でのアクセス 紀勢自動車道・紀伊長島ICから約5分
備考 トイレは24時間利用可能

 

2.奇跡の清流 銚子川の生き物の暮らしをのぞく体験【紀北町 キャンプinn 海山】


その透明度の高さから、奇跡の清流と呼ばれる紀北町海山の銚子川。源流の大台ヶ原山系から熊野灘まで一気に流れる全長約17キロの川には、様々な生き物たちが暮らしています。

オートキャンプ場 キャンプinn海山前の銚子川を水中メガネでのぞいてみると、鮎やウグイ、テナガエビやチチブなどの生き物たちを間近で観察できます。



個人的な推しの生き物はボウズハゼです。岩にへばりつくボウズハゼの稚魚の群れに目を輝かせるのはもちろん、成魚のボウズハゼが苔を夢中に食べている姿は愛らしくてたまりません。冷たい水の中ですが、ずっと見ていられます。

街灯を見上げるとカエルがいることも

夏のキャンプinn海山に宿泊した際に、観察してみてほしい穴場スポットがセンターハウス入口の門灯です。門灯に集まる虫を狙うカエル(またはヤモリ)に出会えるかもしれません。

●キャンプinn海山

住所 三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271番地
電話番号 0597-33-0077
電話受付時間 9:00~17:00
休業日 無休 ※11月~3月の水曜日を中心にメンテナンス休業
駐車場 あり
公共交通でのアクセス JR相賀駅から徒歩で約60分
車でのアクセス 紀勢自動車道・海山ICから約15分
備考 キャンプinn海山は有料施設です。テントサイト、コテージ等の利用料金はキャンプinn海山 公式サイトをご確認ください。

 

3.本物の漁師さんと海に出る!定置網漁体験【熊野市 磯崎漁港】


広大な海に面した東紀州地域では、水産業が盛んです。熊野市では漁師さん達と共に漁船に乗り込み海に出る「定置網漁(ていちあみりょう)体験」ができます。


季節によって水揚げされる生き物は様々です。ブリやイワシ、アジやサバなどの青魚から、エイやマンボウなどの珍しい生き物まで。どんな生き物に出会えるかは当日のお楽しみです。


体験時にはパワフルな漁師さんたちのお仕事を間近で見ながら、漁のことや生き物のこと等、優しく教えてくれますよ。


また、漁師さんは魚さばきのプロでもあります。帰港後には、漁師さんにレクチャーを受けながら、獲れたての魚をさばく体験もできます。

阿吽の呼吸 海鳥に小魚をあげる体験

体験する漁港によっては帰港する時に、漁船を追いかけてくる海鳥に小魚をあげる体験ができます。


こちらが定置網漁体験の様子です。海鳥と息を合わせて、見事な小魚の空中キャッチを実現してください。


これらの体験については、熊野市観光協会までお問い合わせください。

●熊野市観光協会

住所 三重県熊野市井戸町654-1
お問い合わせ先 【予約受付】電話またはFAXにてお申込みください。
 TEL:0597-89-0100、FAX:0597-89-0100
【予約締切日】3日前までに予約要
営業(開店)時間 9:00~17:00
休日 12月29日~1月3日
体験料金 朝食なし 3,000円/名、朝食付き5,000円/名
備考 【体験可能時期】通年 ※土曜日は定休日

【受入可能人数】※応相談

【体験(開催)場所】磯崎漁港:熊野市磯崎町

【所要時間】2~4時間

【出港時間】磯崎漁港:4:30~6:00
 ※出港時間は季節により異なります。

【対象年齢】小学生以上

 

4.熊野灘を望む牧場で羊たちにおやつをあげる体験【御浜町 ひつじみかん牧場】


羊たちに出会えるのが、年中みかんのとれるまち御浜町のひつじみかん牧場です。2月頃には一番モコモコした羊に出会えて、3月頃は毛を刈ったばかりのシャープな羊に出会えますよ。


「ひつじさんのおやつ(100円〜 )」をあげると、もぐもぐと美味しそうに食べる羊と間近で触れ合えます。ガブッとされそうで怖い..という方もご安心ください。おやつをあげるためのスコップが用意されています。

併設カフェで、羊たちを眺めながらまったりできます


羊たちにおやつをあげて触れ合った後には、ひつじみかん牧場オリジナルのみかんアイスをいただきましょう。みかんアイス以外にもみかんジュースやコーヒー、ライスバーガーなどのメニューも充実しています。羊たちと熊野灘の海を一望しながら、まったりとした時間を過ごせますよ。


●ひつじみかん牧場

住所 三重県南牟婁郡御浜町志原889
電話番号 050-6871-8916(ひつじみかん牧場)
営業時間 10:00~15:30
営業日 土日祝をメインに営業
公式WEB又は公式Instagramで最新情報をご確認ください。
休業日 平日不定休、雨の日
入場料 大人 200円(中学生以上)、子供 100円(1歳から小学生)、1歳未満 無料、えさ1カップ100円~
駐車場 約20台 ※.大型バス 駐車不可
公共交通でのアクセス JR神志山駅から徒歩で約35分
車でのアクセス 道の駅パーク七里御浜から約15分
備考 【禁止事項】食べ物の持ち込み、ペット同伴での入場、喫煙、柵やフェンスに上る行為、販売しているエサ以外の物を羊に与えること、衛生管理区域(畜舎・放牧地)への立ち入り

 

5.フェンス越しに見学自由!お馬さんの表情に癒される体験
 【御浜町 くまのグリーンファーム ホースセラピー牧場】


実は御浜町にはひつじみかん牧場さんに加えてもう一つ、雄大な熊野灘を一望できる牧場「くまのグリーンファーム ホースセラピー牧場」があります。

ただし、通常営業はされていません。ホーストレーナーさんのご厚意でフェンス越しであれば見学が自由なスポットと捉えてください。


牧場で暮らすのは、ポニーのミーア(♀)と日本スポーツホースのシーマ(♂)の2頭のお馬さんです。


ミーアとシーマが牧場のどこにいるかは、訪れた時の運次第です。手を振ったら近くまで寄ってきてくれるかもしれません。また、たまたまホーストレーナーさんがいたら、馬を近くまで呼んでくれることも。


ポニーのミーアは優しくて温和な性格で、くりくりとした瞳が特徴です。日本スポーツホースのシーマは好奇心旺盛な性格で、間近で見ると想像以上に大きいです。表情豊かな2頭に対面するだけで、とっても癒やされますよ。

牧場に隣接する無人販売所で旬の野菜や果物をGETしよう


「くまのグリーンファーム ホースセラピー牧場」のお隣には無人販売所「やまじ採れたて市」があります。


旬の果物や野菜などがお買い得に販売されています。ミーアとシーマに癒やされた後に、ぜひお立ち寄りください。


●くまのグリーンファーム ホースセラピー牧場

住所 三重県南牟婁郡御浜町阿田和3279-5
駐車場 あり
公共交通でのアクセス JR紀伊井田駅から徒歩で約40分
車でのアクセス 道の駅パーク七里御浜から約10分
備考 【禁止事項】馬に餌を与えないでください。フェンス内への立ち入りはご遠慮ください。

 

6.優雅に泳ぐウミガメに餌をあげる体験【ウミガメ水族館】


最後にご紹介する生き物体験スポットは、紀宝町にある言わずと知れた人気スポット「ウミガメ水族館」です。ウミガメ水族館では数量限定で餌やり体験(1回200円)ができます。


餌は鍋の定番食材「白菜」です。ウミガメプールをのぞくと、優雅な泳ぎでウミガメたちが近づいてきてくれます。また、土日にはふれあいイベントが実施されています。事前にウミガメ水族館の最新情報を公式WEBSNSでチェックしておきましょう。


〈お外でムシャムシャと食事中のリクガメ〉

ウミガメ水族館ではウミガメだけでなく、約20種類の淡水のカメにも出会えます。ひとくくりに亀とは言っても色んな種類がいることに驚かされますよ。

うみがめサポーター限定の特別な体験イベント

ウミガメ水族館では、年会費 3,000円で入会できるウミガメサポーターを募集しています。年会費は全てウミガメの保護活動に使われ、サポーターのみに案内される特別なイベントに参加できます。


〈年間4回開催されるサポーター限定イベント「プール掃除」の様子〉

プール掃除イベントでは、サポーターの皆さんは特別に苔がついたウミガメの甲羅をスポンジやタワシを使って磨くことができます。ウミガメの産卵を見て感動してウミガメサポーターになった参加者さんは、イベントに参加する度に大きくなっていくウミガメの姿をいつも楽しみにされています。


甲羅を磨きながらウミガメたちと存分に触れ合える、まさにウミガメ水族館だからこその特別な生き物体験イベントです。活動を応援してウミガメの甲羅も磨きたい方は、ぜひウミガメサポーターになってみてください。

ウミガメサポーターへのご入会は、現地または道の駅 紀宝町ウミガメ公園オンラインショップからどうぞ。


●ウミガメ水族館

住所 三重県南牟婁郡紀宝町井田568-7
電話番号 0735-33-0300 (道の駅紀宝町ウミガメ公園(物産館))
営業時間 9:00~18:00
休業日 年中無休
料金 入場無料
駐車場 普通車46台、大型車5台
交通でのアクセス 紀伊井田駅から徒歩約20分
車でのアクセス 熊野大泊ICから約30分
備考 ウミガメの餌やり体験 200円
ウミガメサポーターへの入会は道の駅 紀宝町ウミガメ公園オンラインショップ

 

ウミガメ水族館からスグ近く!至福の「うみがめシュー」を食べましょう


紀宝町の洋菓子店「パティスリーアフレイル」さんで販売されている「うみがめシュー」は、ウミガメ水族館の後に食べたいオススメスイーツです。クッキーシュー生地の甲羅部分はこんがり固めに仕上げられていて、中にはアフレイルさん特製のトロっとしたカスタードクリームがたっぷり詰め込まれています。


また、紀宝町産のマイヤーレモンを使用したホロっとした口溶け食感が特徴の「うみがめクッキー」も販売されています。「うみがめクッキー」は道の駅 紀宝町ウミガメ公園の売店でも販売されていますので、お土産として最適ですよ。

●パティスリーアフレイル

住所 三重県南牟婁郡紀宝町井田1415-13
電話番号 0735-29-7395
営業時間 【月~土】10:00~18:00
【日】10:00~17:00
休業日 水(臨時店休日あり)
駐車場 あり 4台
公共交通でのアクセス JR紀伊井田駅から徒歩1分
車でのアクセス 道の駅 紀宝町ウミガメ公園から約3分

 

気になる東紀州の生き物とのふれあい体験スポットを目指して、お出かけしませんか?

いかがでしたか?

世界遺産 熊野古道のある東紀州には、本記事で紹介したスポット以外にもまだまだ紹介しきれていない生き物とのふれあい体験スポットがあります。特に生き物が好きな方は、まずはご紹介したスポットを巡ってみてください。

(ライター:濱地 雄一朗 さん)