日を追うごとに陽気が良い季節になってきました。パパ・ママにとっては、春休み、GW、そして夏休みと、お出かけの計画に忙しくなるころではないでしょうか。
今回は、お子様連れだからこそたっぷりゆっくり楽しめる、とっておきのスポット＆アクティビティを、自然豊かな三重県東紀州（紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町）から厳選してご紹介します！
三重県南部＝遠くの秘境・・・というイメージが強いかもしれませんが、自動車専用道路が通ったことで意外と近い、実は「家族で遊べる最高の遊び場」なんですよ。

▼目次

• 幼児から楽しめるおすすめスポット
  • ①子どもも大人も最高に癒される！ひつじみかん牧場｜御浜町
  • ②道の駅併設、便利＆安心＆楽しい！ウミガメ水族館｜紀宝町
  • ③エリアNo.１ 遊具が充実！山崎運動公園｜熊野市
• 小学生になったらチャレンジしたいアクティビティ
  • ①熊野の秘境で美味しいアマゴ釣り！赤倉水産｜熊野市
  • ②透明度最高な川を更に楽しめる！くまの・川遊び部｜紀宝町など
  • ③木こりのお兄さんや漁師さんの職場でホンモノ体験！irokuma kids｜熊野市
• 家族で楽しめるキャンプ場のご紹介
• 家族で楽しめる海水浴場のご紹介

※掲載されている情報は主に2024年3月時点のものです。
料金・営業時間等の店舗情報は、変更されている可能性がありますので、最新の情報につきましては、公式サイトでご確認ください。

幼児から楽しめるおすすめスポット

①子どもも大人も最高に癒される！ひつじみかん牧場｜御浜町

とっても愛らしい羊たちの表情を、インスタグラムでご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。熊野灘を望む開けた山の斜面、ミカン畑の中腹でのびのびと過ごす羊たち。そんな羊たちとたっぷり触れ合える「ひつじみかん牧場」は、地元の家族も買い物ついでに立ち寄れる場所にありつつ、熊野の大自然を感じながら小さなお子様とも安心してくつろげる癒しの空間です。

「ひつじさんのおやつ」を片手に羊たちと戯れるもよし。パラソルの下で、雄大な景色を眺めながらあったかスープやライスバーガーでほっこりするもよし。そして暑い日には、ひつじみかん牧場のみかんで作られた特製みかんアイスが美味しい！！（個人的には、ミルクとみかんが混ざり合うことで チーズケーキのような味わいの“ミルクジェンヌ”が絶対おすすめです。）

お子さんと一緒にじっくりと羊たちを観察してみると、一頭一頭の顔立ちや“髪型”、体つきの違いに気づかれると思います。羊たちにはみんな名前があり、オーナーが呼ぶとちゃんと認識して応えるそうです。（みんなの名前はインスタグラム で要チェック！）

そして、ご夫婦揃って「羊飼い」を職業にされているオーナーの愛情と、 あたたかな太陽をいっぱいに浴びて育つ羊たちの毛は、国内の羊毛コンテストで金賞を受賞している、実はすごい羊たちなのです。カフェワゴンの隣では、その羊毛を使ったアクセサリー等も販売していますので、是非物色してみてください。
穏やかで開放的な空間で過ごす休日、子どもも大人もたっぷり癒されること間違いなし！

関連記事：ひつじみかん牧場（御浜町）でひつじと触れ合い♪インスタ映えするかわいい牧場を取材！（観光三重）

 ひつじみかん牧場

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②道の駅併設、便利＆安心＆楽しい！ウミガメ水族館｜紀宝町

「道の駅　紀宝町ウミガメ公園」はトイレや飲食店などが揃っていて小さなお子様づれに便利な道の駅ですが、全国で唯一、本物のウミガメと触れ合える「ウミガメ水族館」が併設されています。

漁師さんの網に引っかかってしまったため保護された大きなウミガメや、この水族館で生まれた赤ちゃんウミガメ、場内を自由にお散歩しているリクガメなど、色々なカメたちに出逢うことができるだけでなく、餌やり体験やウミガメタッチ（要予約）で“触れ合う”こともできます。

また、それぞれのカメの特徴などがわかりやすく解説されているボードも用意されており、大人も夢中になって遊べる＆学べるスポットです。また、ウミガメの保護活動にも力をいれており、カメの生態などについてとっても詳しい飼育員さんにお話しを聞くことができるので、お子さんの学習や自由研究にも最適ですね。

小さな子ども連れには、入場無料、何度でも出入り自由なのも嬉しいポイント。屋内でウミガメと触れ合ったり、外の遊具で遊んだり、道の駅で食事をしたり（個人的には、生しらす丼やテイクアウトのたこ焼きがおすすめ！）、お子さんのペースに合わせてゆっくりと過ごす事ができます。もちろん、道の駅なので広い駐車場やトイレも完備。
ウミガメがモチーフのおやつやグッズだけでなく、みかんの季節には地元の美味しいみかんがたくさん並ぶので、お土産も楽しく調達できてとっても便利です。

スポット情報はこちら→道の駅紀宝町ウミガメ公園

 ウミガメ水族館（道の駅 紀宝町ウミガメ公園内）

※2024年4月1日より運営会社の変更に伴い、営業内容や時間が変更になる可能性がありますので、最新の情報をウェブサイトでご確認のうえお出かけ下さい。

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③エリアNo.１ 遊具が充実！山崎運動公園｜熊野市

小さなお子さんから小学生の兄弟姉妹まで、家族みんなが思う存分遊び回ることができ、駐車場が広くて無料、トイレも近く、あまり人が多くない。また、主要な観光地や幹線道路、コンビニにも近いと嬉しい。そんなわがままが全部叶う公園が、実は三重県熊野市にあるんです！！

海沿いの国道42号と並行して走る県道141号・通称「オレンジロード」沿いにある山崎運動公園では、複合遊具が昨年リニューアルされてパワーアップ。子どもたちが夢中になれる遊具が複数あります。

その他にも、芝生広場やバスケットゴール、野球場（くまのスタジアム）やサッカー場、テニスコート、室内トレーニング施設等、何でもそろう市営の複合公園です。地元の人にとっては犬の散歩コースだったり、日常的に子どもと遊びに行ったりする公園ですが、世界遺産「鬼ヶ城」「獅子巖（獅子岩）」 「花の窟」「七里御浜」「熊野古道」などの有名な景勝地から車で約10～15分、直産品が買えるJAショップや、ミカン狩りが楽しめる「金山パイロットファーム」から車で5分以内と近いため、観光途中のちょっとした休憩や子どもの気分転換にも気軽に立ち寄ることができます。
周辺には喫茶店やお食事処、手作りの雑貨屋さんもあり、ランチや休憩を兼ねて立ち寄ると半日ほど楽しむこともできますよ。

公園内の施設案内図はこちらをご覧ください。

 山﨑運動公園

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周辺のお店

• ポパイ（お食事も充実している喫茶店）：　熊野市有馬町4132-1／TEL 0597-89-4739
• 味工房泰門（お食事処）：　熊野市有馬町4021-6／TEL 0597-89-3239
• ファーマーズマーケットほほえみかん（JAの直売所）：　熊野市有馬町1368／TEL 0597-85-2169
• 金山パイロットファーム（みかんやブルーベリー狩り体験、直売）：　熊野市金山町2400／TEL 0597-89-5222
• Baby R&H（手作り雑貨、子ども服店）：　熊野市久生屋町790-2 ／TEL 0597-70-4112

※ご利用にあたっては営業日などご確認ください。

小学生になったらチャレンジしたいアクティビティ

①熊野の秘境で美味しいアマゴ釣り！赤倉水産｜熊野市

誰しも一度は憧れる“渓流釣り”が、熊野の秘境で手軽に且つ手ぶらで楽しめて、美味しいアマゴ飯も食べられるって、ご存じでしょうか？
海沿いの国道42号から離れて山道を40分ほど走ったところにある(有)赤倉水産では、川の女王と称される美しいアマゴが、大小たくさん養殖されています。なかでも串焼きにちょうど良い大きさのアマゴが泳ぐ水槽で、2023年から釣り堀が楽しめるようになりました。

道具や装備のハードルが高い渓流釣りですが、ここなら手ぶらで来ても大丈夫。ドライブの途中でちょっと立ち寄る事ができる手軽さも魅力。

素朴な竹竿やリール付きの竿から好きなものを選び、食パン（アマゴは雑食って知ってました？）やルアーで釣ります。釣り方は釣り好きのお兄さんが優しく教えてくれますので、釣りが初めてのパパ＆ママでもご安心ください。また、餌の匂いが手につかないので積極的に楽しめますね。

釣れた魚は持ち帰りも可能ですが、その場で串焼きにして食べられます。予約をしておけば、養殖場のお兄さんが研究を重ねた自慢の「アマゴ飯」と、アマゴの出汁が筆舌に尽くしがたい味わいのお味噌汁もセットで食べられます。（このお味噌汁、本当に美味しい！）アマゴの一夜干しや、お刺身で食べられる冷凍の半身も購入でき、他では買えないお土産が手に入ります。
夏には蛍も飛ぶ清流を朝から晩まで思いっきり遊びつくしたいご家族には、お隣の「山里民泊あかくら」滞在もおすすめです（釣り堀は年中楽しめます）。宿泊は人里離れた秘境に一日一組限定ですので、お子さんたちがどれだけ大きな声ではしゃいでも大丈夫ですよ。

 (有)赤倉水産

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②透明度最高な川を更に楽しめる！くまの・川遊び部｜紀宝町など

（写真提供元：くまの・川遊び部）

親子の川遊びを、最高の思い出に。お子さんが小学生になったら挑戦してみたい、ちょっとレベルアップした川の遊び方を案内してくれる最強の味方 が、「くまの・川遊び部」です。なかでも、冒険感たっぷりの「パックラフト」に挑戦してみませんか？

初めての親子には、半日コース「瀞峡（どろきょう）パックラフトツアー」がおすすめ。難易度的には易しいコースですが、終始絶景の中にいられるのが最大の魅力です。
吉野熊野国立公園が誇る絶景スポット・瀞峡からスタートし、水の流れがゆるやかな“瀞（とろ）”でパドルの練習をしてから、高さ50mにもなる巨岩・奇岩が切り立つ渓谷をゆっくり進みます。川面に近い視点で、絶景の中をスーイスイと自由に動ける感覚は本当に気持ちが良いですよ。
一人乗りが不安な低学年のお子さんには、親子で二人乗りできるパックラフトが用意されますので安心です。（なんと、ワンちゃんも乗船可！）

（写真提供元：くまの・川遊び部）

途中、いくつか流れの速い“瀬（せ）”や飛び込みポイントがあり、親子の挑戦を待ち構えています。最初はおっかなびっくり流されるだけでも、親子でワイワイ進むうちに絶対笑顔になっちゃいます。休憩時間は川原に上陸して軽食。ホットサンド、焼リンゴ、焼き芋など、子どもも大人も大好きなおやつをキャンプ気分で頂きます。そして、瀞峡をスタートしてから2時間程でゴール。集合場所の駐車場で着替えをして終了です。

（写真提供元：くまの・川遊び部）

ちなみに、こんなに楽しい大冒険ですが、どのコースもほぼ手ぶらで楽しめます。夏季以外はウェットスーツとシューズもプランに含まれているので、川の水が少し冷たい季節でも存分に濡れてはしゃげます。
また、晴天に恵まれなくても大丈夫。雨上がりの川や山にとっても幻想的に霧がかかり、想い出を更に特別なものにしてくれますよ。コースを知り尽くしたガイドの佐竹さんが、その日のメンバーや川の状況に合わせて、とっておきの秘境を安全かつドラマチックに案内してくれます。

瀞峡パックラフトツアー詳細：https://www.kumakawabu.com/packraft/dorokyo/
（※集合場所や料金、持ち物等についてこちらをご覧ください）

 くまの・川遊び部

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③木こりのお兄さんや漁師さんの職場でホンモノ体験！irokuma kids｜熊野市

小学生になったら、お出掛けにも学びや発見をともないたい。そんな親心を叶えてくれるのが、irokuma kids（イロクマキッズ）の「木こりになろう！」プランやホンモノの漁師さんとの漁体験。他では体験できない学びと発見が、“楽しい！”の中で自然と生まれます。
例えば「木こりになろう！」プラン。本物の木こりのお兄さんと山に入り、自分で選んだ木を切り倒します。子どもは手ノコで根気強く、大人はチェーンソーを操り迫力の間伐。木が倒れるとき、山にはドキドキのサウンドが響き、切り倒した本人だけが味わえる達成感はまさに非日常の体験です。（木こりのお兄さんが安全面にも十分配慮して教えてくれます。安全のための装備はレンタルされますので安心です。）

このプランのハイライトは木を切り倒す瞬間ですが、参加した親子にとってそれ以上に心に残るのは、木こりのお兄さんとの会話。それは、学びと発見の連続です。間伐して明るくなった陽だまりで囲む軽食では、お兄さんとゆっくりお話しできます。木のこと、山のこと、木こりや林業という身近なのにあまり知らない世界や歴史・伝統のこと、そして熊野の山に住む伝説の妖怪のことまで、コミュニケーションの中から自然と学ぶことができ、子どもたちは必ずお兄さんととっても仲良くなります。

また、伝統の道具「カルコ」で木に登らせてもらうと、空気感や見える世界がいつもと違うことに自然と気づくはずです。

他にも、漁師さんの船に乗せてもらって定置網漁の職場を体験できるプランでは、スーパーでは切り身で並ぶお魚や見たこともない海の生物に直接触れたり、食べたり、捌いたりできるだけでなく、引き上げる網や魚の重みから、漁の醍醐味を体感できます。また、季節によってとれる魚がかわるのもこのプランの魅力。
そしてやはり、参加した親子にとって最も記憶に残るのは、気さくな漁師さんが直接教えてくれた海や潮、漁師というお仕事のこと。ツアーの終わりには、漁師さんに憧れる子どもも少なくありません。
本物の現場に入らせてもらえるからこその学びや発見を、「楽しい！」のなかで得られるプランをご家族で体験してみませんか？

「木こりになろう！プラン」の詳細：https://irokumakids.com/forestry/（irokuma kids）
「漁師さん体験プラン」の詳細：https://irokumakids.com/fishermen1/（irokuma kids）

 irokuma kids（イロクマキッズ）

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家族で楽しめるキャンプ場のご紹介

ご紹介したお出掛けスポット＆アクティビティとあわせて計画したい、三重県東紀州の定番キャンプ場をご紹介している記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
特集記事はこちら→熊野古道周辺（東紀州）のオススメキャンプ場特集

家族で楽しめる海水浴場のご紹介

三重県東紀州の海は透明度抜群。本当にきれいな海で海水浴を楽しみたいご家族には、こちらの特集もお役に立てると思いますので、ぜひ参考になさってください。
スポット情報はこちら→東紀州地域の海水浴場

＜記事制作＞
irokuma　栗田結子さん