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良質な味わいのご当地グルメ!美熊野牛、岩清水豚、熊野地鶏 東紀州は肉のオールスターが 勢ぞろい

更新日時:

紀北町

尾鷲市

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御浜町

紀宝町

東紀州には、より高い良質を求めて、あるいは昔ながらの伝統の味を引き継ぐ、そんなこだわりの生産者が多くいます。

豊かな自然や清らかな水で育まれ、独特の味わいを持つ「東紀州三大肉」や、郷土料理「めはり寿司」の原料となる「高菜」、そして郷土伝統食の「クキ漬け」を紹介します。

▼目次

1 美熊野牛
2 紀州岩清水豚
3 熊野地鶏
4 高菜
5 クキ漬け

 

1 美熊野牛

日本国内には、ブランド牛と称される銘柄牛が数多くあります。

三重県では三大ブランド牛として松阪牛が有名ですが、東紀州には「美熊野牛」があります。

美熊野牛は、熊野市有馬町の山の中で育てられています。

美しい清流が流れ、静かな山里にある牧場からは熊野灘が一望でき、抜群の環境で育てられる美熊野牛は、年間出荷頭数が100頭あまりと貴重なものとなっています。

山と海に囲まれた豊かで美しい環境で牛を育てたいという思いが「美熊野牛」というネーミングに刻まれているように思えます。

美熊野牛は、肉の味わいが豊かで、「大いに堪能した!」という気持ちになります。

そして、食べた後すぐに「また食べたい!」と思うほど、地元の方はもちろん、大切な人への贈り物としても利用されています。

 

2 紀州岩清水豚

岩清水豚1

御浜町の山あいにある集落で育てられている紀州岩清水豚。

その名は、山奥から湧き出るおいしい岩清水だけを飲み水として使用し、育てられていることから付けられました。

奥深い山中で、生物の持っている自然の力を引き出して、健康的に生育されています。

ストレスの無い環境ですくすくと育ったお肉は、旨みが凝縮されていながらも、あっさりとしていくらでも食べられます。

 

 

岩清水豚2

豚肉は色んな料理が楽しめますが、この紀州岩清水豚と他の豚肉をぜひ食べ比べしてみてください。

生産者が生育にこだわり続けている美味しさの違いをきっと感じられると思います。

 

3 熊野地鶏

熊野地鶏は、軍鶏(しゃも)の一種『八木戸(やきど)』と三重県の銘柄鶏『伊勢赤どり』、日本三大地鶏の一つ『名古屋コーチン』をかけ合わせてできた品種です。

シャモの肉の弾力と、赤どりの臭みが少ない脂の乗り、名古屋コーチンの定評ある旨みを味わえる、言わばいいとこ取りの地鶏です。

熊野地鶏1

熊野地鶏は、熊野市紀和町の山中のゆったりとした鶏舎で放し飼いにされ、安全な飼料と熊野古道「通り峠」の湧き水で約120日間飼育された後に出荷されます。

この地鶏の魅力は、なんといっても鶏本来の旨みや味わいがしっかりしていることです。

弾力がある肉質は、口の中で噛んでいると、味・旨みがじゅわ〜と広がっていきます。

焼き鳥、鍋など鶏の定番料理はもちろん、熊野地鶏のしゃぶしゃぶもお勧めです。

しっかりとした肉質のため、薄くスライスしてお湯を潜らせても、旨みや味わいは落ちることなく歯応え抜群で、噛むほどに広がる鶏肉の美味しさを堪能できます。

全国の有名料理店でも扱われている熊野地鶏。

お取り寄せもできるので、ぜひ味わってみてください。

 

4 高菜

高菜2

東紀州の山間部に古くから伝わる「めはり寿司」は、塩漬けした「高菜(たかな)」でご飯を包んだ握り飯のことを言います。

諸説ありますが、熊野川の上流から木材を組んで河口まで流していた筏師の弁当や山仕事、畑仕事のお弁当として親しまれてきました。

名前の由来は、ほお張るときに目を大きく見張ることや、目を見張るほどおいしいことからと言われています。

大きなお握りだったことで、簡単に作って食べられることや、高菜の葉を唐辛子などと一緒に塩漬けしたため、ピリッと辛く味がしっかりとしているので、他におかずがいらないほど美味しく食べられたのでしょうね。

 

高菜1

熊野市飛鳥町の「飛鳥たかな生産組合」では、「赤大葉たかな」という品種の生産・加工を行っています。

赤大葉たかなは、葉の表面が赤紫色で、ワサビや大根おろしのようなピリッとした辛さと香りがあり、この葉で握られためはり寿司は、いくらでも食が進むほど味わいが豊かです。

握りたても美味しいですが、しばらく置いてからご飯にしっかり高菜の味が染み込んだめはり寿司は格別です。

 

5 クキ漬け

たかな漬けと同様に、東紀州の代表的な漬物といえば、「クキ漬け」です。

里芋の一種で、ズイキとも呼ばれるヤツガシラの茎を、塩と赤ジソで漬け込むクキ漬けは、シバ漬けに似たさっぱりとした味で、色鮮やかな赤色が印象的な漬物です。

ご飯のおかずや、お酒のツマミにもぴったりで、みじん切りにしてそのまま食べたり、生節やおろし生姜と混ぜたり、ほぐした焼き魚と混ぜたりと、いろんな食べ方が楽しめます。

また、消化の良いでんぷん、タンパク質、カルシウム、カリウムが含まれるなど栄養満点です。

6~9月が旬で、東紀州では、「食欲がなくても、クキ漬けのお茶漬けなら何杯でも食べられる」と愛される郷土食です。