令和3年度 東紀州ブランディング支援事業セミナー 「商品と販路 ~これからの展開と応用~」を開催しました
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令和3年6月24日(木)に三重県尾鷲庁舎、25日(金)に三重県熊野庁舎で、
令和3年度 東紀州産業活性化事業推進協議会の事業として、商品と販路に関するセミナー「商品と販路 ~これからの展開と応用~」を開催しました。
東紀州産業活性化事業推進協議会員様をはじめ、行政関係者様など、両日で合計18名の方にご参加いただきました。
セミナーでは、2名の講師の方々に
「ブランド立ち上げからコロナ禍の現在」 山本佐太郎商店4代目 山本 慎一郎 様
「商品設計とその販路 バイヤー 沼澤 りえこ 様
と題し、ご講演いただきました。
講師の方々のプロフィールおよびセミナーの概要については下記のとおりです。
【講師①】山本 慎一郎 氏
曾祖父の代から145年間受け継がれてきた油問屋業でのつながりや、自身が経営者となり新たに立ち上げた菓子事業部、だし事業部での商品開発の経緯、また地域の産業・行政・教育・金融の4者が連携することで、地域課題の解決に取り組んだ事例などをご紹介いただきました。
コロナ禍での飲食店等の休業などにより 山本佐太郎商店も大きな打撃を受けましたが、油問屋業・菓子事業・だし事業の3つの柱があったことでリスクを回避できたと山本氏は語ります。
「新しい価値を造ろう。楽しいことをやろう。このような状況下でも、まずは自分たちが楽しみながら、お客様に笑顔とわくわくを届けられる商品を作っていくことが大切です。」と締めくくりました。
[ プロフィール ]
明治9年創業、岐阜県岐阜市で140余年続く老舗油屋「山本佐太郎商店」4代目。地域密着の油問屋として信頼を築く中、和菓子職人まっちんと出会い、油屋の新しい価値を生み出そうと全国に向けて「大地のおやつ」を発売する。また、和食レシピサイト「白ご飯.com」ストアを開店。だしブレンド、無添加ふりかけを販売する。オーバーオールとキャスケット帽がトレードマーク。パワーの源は白ごはん。庶民派から高級店まであらゆるジャンルの飲食店を巡りSNSで発信しているグルメ情報には、厚い信頼を寄せる人が多数。一男一女の父。
【講師②】沼澤 りえこ 氏
新規ブランド立ち上げ時のコンセプトやデザイン、商品の買い付けなど、モノにまつわる様々な場面に携わる沼澤 氏は、商品設計における明確なターゲット設定やマーケットリサーチの重要性を語っていただきました。
「まずは『どこで誰にどうやって売るか』を明確にし、市場の情報収集を行いつつ逆算して商品を作り上げていく必要があります。どれだけ良い商品でも、ただ開発しただけでは売れません。自身で売り場に通い、顧客や店員の声を聴くなど常にリサーチしながら、緻密な戦略を練って商品設計を行ってください。」とアドバイスしていました。
[ プロフィール ]
1980年東京生まれ。武蔵野美術大学(造形学部 視覚伝達デザイン学科)卒業後、15年間小売業界のブランドMD, Buyer, Directorなどの勤務を経て、2017年フリーランスとなる。日本・中国雑貨ブランドのコンサル・MD・VMD・Buying・デザインをメインに活動。手がけたブランドそれぞれ売上前年比110~150%を達成。クリエイティブ面だけでなく、売上最大化の為の販売戦略構築を含めた提案が強み。
その他の情報
お問い合わせ先
(一社)東紀州地域振興公社
住所
〒519-4393 三重県熊野市井戸町371 三重県熊野庁舎2階
電話番号
0597-89-6172