14 波田須の道・大吹峠(熊野古道伊勢路)
波田須の道・大吹峠(熊野古道伊勢路)
はだすのみち・おおぶきとうげ
歩行時間
約3時間55分
距離
約8km(JR新鹿駅〜JR大泊駅)
標高
205m
コースの特徴
波田須の道:波田須は、二千年以上の昔に不老不死の仙薬を求めて中国からやってきた徐福が上陸した里と伝えられています。海と山の間に棚田や民家が点在する、伝説と神話の里で数々の史跡を巡り、悠久の時を感じることができます。徐福が求めた不老不死の薬だといわれる天台鳥薬の木は、波田須神社や徐福の宮周辺に植えられています。 大吹峠:熊野古道には珍しい竹林が広がる、竹林の古道です。それほど厳しいところもなく、情緒ある景観の中、古道歩きを楽しむことができます。山を降りると、目前に広がる大泊湾の白い砂浜が、古道歩きの疲れを癒してくれます。
コースの見どころ
鎌倉期の石畳
伊勢路の石畳では最も古い、鎌倉時代の道。一つ一つが重厚で大きく、江戸時代の石畳とはっきり区別がつきます。
徐福の宮
古代不老不死の薬を求めて中国から来た徐福は高度な文明を里人に伝えたといわれます。住人は日清戦争中も篤い信仰を続けました。
御足跡水
弘法大師が残した足跡といわれる凹地に霊水が枯れることなく溜まり、その水は万病にご利益があるといわれています。
文字岩
西丹後守屋敷跡の前の巨石に、仇討ちに来た夫婦を返り討ちにしてしまったことを自ら戒め、「勤慣忍」と刻んだものです。
猪垣
峠のすぐ手間で、猪や鹿から田畑を守るために江戸時代に築かれた猪垣を横切ります。
大吹峠
昭和25年頃まで大吹茶屋がありました。
竹林
大吹峠から孟宗竹林が続き、なだらかで、風情がある道です。筍の時期には猪が筍を掘った跡を探すのも面白いでしょう。
大泊海岸
美しい砂浜とともに魔見ヶ島、箱島、鬼ヶ城などの景観が望めます。
マイカーで行く熊野古道の旅
■駐車スペース
【JR新鹿駅側】
○JR新鹿駅(駅から徒歩すぐ)
【JR波田須駅側】
○大吹峠口(波田須側)(駅から徒歩40分/バス停から徒歩すぐ)
◆マイカーで来訪での歩きイメージ◆
Aパターン
START 新鹿駅に駐車
⇓
新鹿方面~波田須方面へ歩く
⇓
【波田須駅】または《大吹峠口(波田須)バス停》
⇓【列車】or《バス》
【新鹿駅】または《新鹿駅前バス停》
⇓
GOAL 駐車場に戻る
Bパターン
START 大吹峠口(波田須側)の駐車場に駐車
⇓
《大吹峠口(波田須)バス停》
⇓《バス》
《新鹿駅前バス停》
⇓
新鹿方面~波田須方面へ歩く
⇓
GOAL 駐車場に戻る
その他熊野古道伊勢路のルート